パッティング開眼 パターはボールを押す!

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2016秋季那須キャンプ、パターレッスンの様子を撮影してもらいました。久しぶりのパターレッスン動画です。

レッスンをしていて思うことは、ストローク中に手首を使ってヒットしている生徒さんが実に多いこと。あまりパッティングについては研究したりレッスンを受けていないと感じられます。

G1オーストラリアレッスンではもっとパットに重点を置いて関心を持ってもらうように努めています。常にアンダー30(パッと数)を目標にラウンドしてもらいます。ショット以上に関心があればスコアメイクも早いものです。

簡潔に述べると手首の折れはアドレス時に両脇を締めて構えるから。これだと両腕の五角形と胸の胸骨の動くレンジが小さくて、手首を使ってボールをパチンッとヒットする確率が高くなる。正直、両脇はビシッと締めてはダメ!左肘と脇腹の間は拳一個分空けておくと、胸骨及び両腕の五角形がスムーズに動くようになる。

まずは右手一本でパターを持ち、アドレスしたら胸骨とグリップエンドの間に連結した棒のようなものを感じて欲しい。(要するにアップライトに構える)胸骨を起動してグリップエンドも一緒に動き、バックスイングしてヘッドの戻りを感じたら、インパクト後は惰性(慣性)に乗って右肘をスーッと伸ばしていくことで「押し球」にする。押し球は柔らかい打感で打ち出しからゴロゴロと順回転、カップ付近で止まりそうでスーッと伸びていきます。

またヘッドの惰性(慣性)で右肘がスーッと伸びる時に土台である下半身が動いてはダメ。動画に見られるように、左太腿外側に壁を感じてヘッドと押し合いへし合い(作用反作用)の感覚が作れないとボールを押すストロークはできません。これは土踏まず間に板などを挟んで練習すれば動かなくなります。

ストローク中の顔の上げ方にも注意しましょう。下半身が動かないことを前提として、ヒットした後も顔の面は下を向いたまま、出来るだけ流し目(眼球だけ動かす)でボールの行方を追う。追えなくなったら、右目で下から見上げるようにボールを見る。加齢と共に運動視野が狭くなり、すぐに結果を見たくなるが、出来るだけ眼球を動かして流し目でボール追う訓練をした方がいいんです。

ゴルフはショットもパットも右手と左手の使い方を知ることが大事!協応動作や巧緻性を鍛えることでバランスが良くなります。パターの場合、右手が距離感を司るなら、左手はガイド役でヘッド軌道をコントロールします。

そしてインパクトの打感を吸収して柔らかくボールを送り出すのが左手の甲の役目。ある意味、左手甲がガチガチだと柔らかい転がりは絶対打てません。左手の平の真ん中を通るようにアップライトに持ち、パッと離したらすぐ落ちるぐらいの握りがベスト。ストロークの最中は左手の甲がベイビースキンのように柔らかく打感を吸収できればブロ級の転がりを約束出来る。

動画に見られるように左手甲から肘にかけて前方に低く押し出すような動き「あっち行け」はボールを押す要素として大事な動き。戻りを感じた後に惰性と共に伸ばしていく右肘の動きに、是非とも同調させたい。これが出来るとほんの少しハンドファーストでヒットして低く押せるから、芯を打ち抜いて手首が折れることもない。

パチンッ打ちで距離感も方向性も駄目と言う読者の皆様。パッティングにおける「押し球」のストローク動作、是非研究して頂きたい。今後もパター動画ドシドシ載せついくつもりです!

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